ルクラにて野口 健さんと出会い、気さくに話して頂いた

とにかく寒い。僕の寝袋は外気が９℃くらいでも寒いのか。買った当時はマイナス２℃対応のダウンの寝袋であったが、年月が経ち、ダウンが抜けてきているのか、とにかく寒かった。この寝袋は夏用だな。

今日はガットからルクラに戻る。野口 健さんが来ているようなので、出会うことが出来れば嬉しいが。

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ガットからルクラへのルートは南へ下るのみ

朝７時にガットの宿泊先で朝食を頼んであった。メニューはミルクティーとチャパティ（オムレツ）である。ダイニングに急ぎ足で行ったが、用意されていない。てゆうか今から作る気配…。「えっ」昨日頼んどいた意味あるの？？昨日の夕食が出てくるのが遅かったので、早めに出発出来るように頼んでおいたのに、ミルクティーが出てきたのは３０分後。そしてチャパティが出てきたのが更に２０分後。朝食で一時間かかるのは勘弁してほしい。

理由にもならないが、朝からシェルパの人（地元の人）達が１２人も集まって宴会らしき状態となっている。朝から自家製のお酒【チャン】を飲んでいる。皆笑っている。僕だけが「ぽつ～ん」一人寂しく朝食。ゆったりと時間が流れていた。嫌いでは無いが、急いでいる僕には少しイラッときていた。

８時半にようやくガットを出て、ルクラに着いたのは１０時半。約２時間で到着。途中登りもあったが、それほど苦にはならなかった。

ルクラに着いてまず、エアーチケットを購入する。カトマンズ行きだ。明日の予約とする。そこのチケット屋さんで宿泊することに。情報によるとこのロッジの横に野口 健さんが居るそうだ。ちょっと覗いて見ようと行くと、居た！！見えた！！！でも１０人以上の日本のツアー？の方々を連れて来ていたので、声を掛けることは出来ない。１０分ぐらい待って声を掛けるタイミングを図る。ちょうど声を掛けることが出来るタイミングがあったので、声を掛けると、気さくな方だと一瞬で解った(^^)。誰かも解らない僕なんかに、気さくに対等に声を掛けて下さった野口 健さんをもっと好きになった。

固く握手をして頂いて、エベレストの清掃の事や星野 道夫さんの事などを話す。

昼食を済ませた僕は、部屋で少し仮眠をとる。明日にはルクラを経ちカトマンズなのだなと余韻に浸りながら…。

思い起こせば、エベレスト街道で出会ったシェルパたちや宿泊先の家族は、遠い昔の日本？を感じることが出来たのではないのかな～と思ってしまう。何かタイムスリップした感じが非常に楽しかった。それと同時に何か寂しい気持ちにもなった。この地を離れることが…。

明日は１０時にフライトである。天気が良ければ良いのだが。

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