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ホームシックが止まらない。風邪が治らないせいか…咳が止まらない

やばい。朝2時に咳で目が覚める。咳が止まらない。咳のせいで眠ることが出来ない。肺炎になりそうな感じだ。

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ペリチェ[4150M]を早く脱しよう。咳が止まらないのは風邪のせいだと思うが、これだけ止まらないのはおかしい。出来る限り標高を下げたい。

朝食を早くに済ませた僕は、すぐにチェックアウトして一先ず、パンボチェを目指す。パンボチェは4000M以下の標高。久しぶりの4000M以下に早く下りよう。一時間くらいで着くことが出来る工程であるが、3時間もかかってしまった。下りなのに…。

症状はほぼ変わらない。本当に肺炎になるのでは…。パンボチェで昼食にガーリックスープを飲んで、眠りに就く。今日はここで滞在することにする。横になるが咳は一向に治らない。涙が出てくる。自分が心配だ。極度のホームシックなのか、怖くなってきた。これから症状は良くなるのだろうか。日本に帰れるのだろうか。などなど色々考えてしまう。愛する人に会いたい。家に帰りたい。完全にホームシックだ。

日本から持ってきた数珠を胸に当て、お経を唱えながら眠りに就く。少し眠ることが出来ただろうか。いや、結構眠ることが出来た。夕食もガーリックスープを飲む。シェルパに聞いてもガーリックスープは風邪治しに良いと言われた。

好きなことをするためにヒマラヤにまで来て、写真を撮っている。自業自得の状態だ。自分の体調管理が上手く無いからだ。高山を甘く見すぎているのだ。どうにかなるだろうと軽く思って…。

夕食を終えた僕の症状は、災厄の状態から少しだけ良くなってきた。災厄の状態の時は、一秒に一回は出ていた状態であったが、今は三秒に一回ぐらいとなった。それでも止まらないと言っていいのだが、兆しが見えたことに安堵の気持ちが出てきた。

今日は早く寝て、明日は一気にナムチェバザールまで戻りたい。出来る限り標高を下げよう。そうしないとこの症状は治らないだろうと思い始めた。

高山病の恐ろしさを肌で感じた一日であった。

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