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氷河と氷床、そしてモレーンが作る山のメカニズム

私は昔、カナダで日本の方のツアーガイドをしていたことがある。

現地ガイドで、ロッキー山脈の麓にある、「バンフ」という村に住んでいた。そこで住んでいた話は今回は無しにして、氷河と氷床、そしてモレーンという氷河が作りなす、山々の話をしていきたいと思う。

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今からどれだけ前の話かわからないが、地球はマグマの噴火で、凹凸が出来たことと、プレートによって突起した箇所(山)が出来上がってきた。

特にマグマの噴火による山は、最初は丸い形をしていた。

そこに氷河期が来て、何百メートルという雪が積もり、圧縮された雪が氷となって、その塊が、氷の床と書いて「氷床」となった。その氷床も深さ何百メートルにもなって、山々を覆う。

傾斜のある山々の上では、氷が下へ移動する。

それが氷の河と書いて「氷河」と呼ぶ。氷河は目には見えないが流れている。その流れによって、山の柔らかい部分を削り取っっていく。

その氷の河が谷となり、荒々しい山々が形成された。

その氷の河「氷河」が溶けて無くなり、山の土砂だけが残る、見た目巨大なスノーボードのハープパイプみたいな形状になっている土地を、「モレーン」と呼ぶ。

モレーン堆積土砂と言われている。

それとは別に、谷が深く、渓谷になっているところは、昔氷河が流れていて、氷河が溶けて、水の通り道となり、水が土砂を削って、深い渓谷を作りなした。

ちなみに、氷河期には、今のロッキー山脈にかかる氷河は、メキシコまで届いていたのだから、想像もつかない。

今では、アラスカやカナダには氷河はたくさん見られるが、アメリカ本土に行くと、高い山の頂上付近に、少し氷河が残っているくらいなのだから。

なにはともあれ、こんなことを知れば知るほど、地球のすごさを実感してしまう。そして昔から地理が好きだった私にとって、このようなことを学んでいくことは、日々の生活には到底必要の無い情報であるが、仕事で辛いことや、どうしようもないことがあったときに、心の奥底に潜む、自分自身が出てきて、地球に生かされている、自分を見つめなおすことが出来、日々の出来事があまりにも小さなことだと思え、明日への活力となっていくのである。

有難う大地!!

有難う地球!!

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