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高度順応で滞在していた宿泊先で、自宅出産!!生命の誕生!!!

ディンボチェ[4350M]で高度順応の為、今日はもう一日滞在する。4000Mを越えていると、眠りが浅い。3時間ほど眠る事が出来ただろうか。体は重いが、昨晩よりは少しだけマシになっているのか。明日には標高4700Mを越える場所に進むので、今日のところは、村の裏にある丘にデイハイクに出かける。デイハイクで4600M付近まで登る予定である。

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午前中は比較的天候が安定するのだが、午後になってくると、雲が出てくる。少しでも山の上に雲がかかって来ると、その一時間後には、周り一帯が雲に覆われて、6000Mを越える山々は姿が見えなくなる。そんな日が毎日続いているような感じである。

更に今日は朝から霧がかかっていて、視界ま全く無い状態である。写真を撮ることが出来ないような感じなので、軽装でデイハイクに出かける。標高[4350M]から[4600M]まで250Mの急登である。すでに高山病の初期症状は消えることは無いだろうと思いながら、この先、最終目的地カラパタール[5600M]付近までのことを考えて、少しでも高山病を軽減できるようにしなければならない。

一人でトレッキングをしている。自分の判断で進む、戻るを考えることとなり、未知の世界での判断は非常に難しいものである。

午前中デイハイクを済ませた僕は、ゲストハウスに戻って来て、昼飯に焼きそばを食べる。美味しいね(^^)その後、昼寝をしようと思っていたら、外から日本語が聞こえたので、外に出てみると、日本の方一人と、ポーター一人を雇ってカラパタールを目指すというのだ。意気投合した僕たちは、今日の晩一緒に寝泊まりをすることになった。ポーターが居る分、色々なことが聞ける。これから進むルートのこと。高山病のこと。面白い話が、シェルパ族(高所に住んでいるネパールの方)は逆に低山病というのがあるそうな!?初めて聞いた言葉である。

少し眠りに就いた僕は、起きてから先ほどの日本の方と一緒に夕食を食べることになる。夕食の内容は野菜カレー!!注文を18時にして、出てくるのが一時間後の19時頃となる、食事を済ませると20時頃になる。食事が出てくるのが遅いとかそういうことではなくて、この一連の2時間は、ゲストハウスの方や、そこに泊まる海外の方などとお話をする、楽しいひと時となる。なんとな~くであるが、温かみを感じて、この空間が素晴らしく思えるのである。これが旅の醍醐味の一つなのは間違いないだろう。大好きだ!

そして眠りに就いたのは21時頃となる。

夜23時ごろであったか、すごいことが始まった。
ゲストハウスの主の嫁さんが、【出産!!!】
22時ごろから何か騒がしく、動きまわっているのを感じていたが、23時ごろ【オギャー】という赤ちゃんの鳴き声が響いたのである!!!。自宅出産!!。びっくりびっくり!!。自宅で出産する事がこの土地では、当たり前なのである。それもそうだ。こんな山奥から病院に行く事自体が難しいだろう。色々な事が頭をよぎる。この生まれてきた子は、住民登録とかするのだろうか?山奥ではこんな感じで出産が行われていて、人口の把握は出来ないだろう。など…。いらん心配であるが、生命が生まれたことは素晴らしく、感動的である。そこに居合わせた僕も感動を頂いた。

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