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ネパール ナムチェバザールを目指して標高差700mをゆっくりと歩く

今回のトレッキングでの宿泊先は、一切予約などはしていない。することが出来ないような民家の宿泊先を現地で決めるというスタイルだ。

世界各国から来ているサガルマータ国立公園だけあって、点在する村には、宿泊させてくれる民家が沢山ある。そこで暮らす人達の収入源になっているのだろう。そんなことを考えると、「子供が居る民家に宿泊しようかな~」などと考えてしまう。

ネパールのナムチェバザールが今日の目的地だ。

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宿泊したモンジョの村からナムチェバザールまで約2時間。標高差700Mの工程

高低差700Mはきつい。しかも標高2700Mから3400Mの道のりで、高山病の症状が出てもおかしくない標高まで登って行くことになるので、約2時間の工程であるが、高度順応も兼ねて、いつも以上にゆっくりと登りだした。しばらくしてジョーサレというところに付き、そこで検問というか、サガルマータ国立公園の入園料を支払う。Rs1,000。現在は3倍の入園料のようだが…。そこから一時間ほど歩いたところから[Dhudh kosi river]を渡って一気に急登が始まった。ゆっくりゆっくりと..

高山病の症状を知り、予防策や高度順応を怠らず、重度と判断した時は速やかに下山を

高山病の初期症状は、標高1800Mぐらいから始まることがあり、標高3000Mを越えて来ると、細心の注意が必要になってくる。初期症状は「山酔い」からで、
頭痛
食欲が無くなる
吐き気
眠りが浅い、不眠
浮腫み
胸の圧迫感
などが挙げられる。これら症状はエベレスト街道を突き進むにあたり、避けて通れないことになるが、高度順応をしっかり行って標高に体を慣らさなければならない。初期症状が出始めたら、その標高に滞在するようにして、決して標高を上げてはいけない。自分が思っているよりも、唇は乾き体から水分が出て行っているので、普段の生活より確実に水分を摂るように心がける。ミルクティー(チャー)を意識的に飲むように心がける。

高山病を甘く見ると、死亡するケースもあるので、絶対に無理をせず、停滞をしていても症状の改善が見られないようであれば、下山しよう。団体のツアーなどで、せっかく来た、海外旅行とはいっても、自分だけが脱落するという決断を勇気を持って遂行しよう。無理して高度を上げて行くと、【高地脳浮腫】や【高地肺水腫】になり本当に危険な状態に入っていくので…。

そんなことにならないために、余裕を持った計画を立てて【エベレスト街道】の【カラパタール】を目指すのだ!
だからこそ、ナムチェバザールでの滞在を高度順応の重要な位置づけとする。

僕たちは、結局ナムチェバザールに着いたのが昼前となり、3時間を超えた。昼ごはんにMOMOといってネパールの餃子を美味しく召し上がる。もちろんチャーも忘れず飲む。宿泊先を決め、そこに居た子供と話をしていると、本当に癒される。目が輝いて見えるのだ。その子は、学校に行くために、自分で出稼ぎに来ているのだと言う。裕福な日本という国では考えにくい事である。つくづく幸せな国に生まれたのだな~と実感するのであった…。

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