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フライフィッシングは難しい

昔、フライフィッシングに挑戦したことがある。それは季節労働でスキー場にアルバイトに行っていたときに、春先、スキーシーズンがほぼ終わりを迎えているときにそこに努めていた先輩が行っていたから、その影響で行う事となった。

フライフィッシングとは、擬似の毛ばりを糸の先端にとりつけ、竿を前後に振ってその毛ばりを水面にちょんと落ちるようにして、あたかも虫が水面に落ちてしまったかのような擬似にみせかけ、魚がその虫をばくっと食べるという釣りである。

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主に上流の川で行われている釣りである。

私は、実家の兄貴に竿を買って送ってほしいと頼んだ。
ほとんど使っていない、スキー場でのバイト代を使って、3万はくだらない竿が届く。

そのフライフィッシングの師匠は、毛ばりも自分で作るというこだわりよう。自分で作った毛ばりに食いつく魚をみて、擬似の精巧さの快感があるのだという。私も見よう見真似で、毛ばりを作り、スキー場の夕方時分、お客様が居なくなったころに、雪の上で、竿を何度振ったことか。

これが結構難しいんですよ。毛ばりが服に引っかかることなんてざらで、災厄の時は耳に毛ばりが引っかかったり、腕に引っかかったりと、その度に、師匠は笑っていた。こっちは必死なのに。。。(^^)

そんなこんなで、とうとうあくる日の晴れた朝、フライフィッシングデビューすることとなった。

フライフィッシングをするにはある程度、広いスペースが必要で、そこは小さな堤防がある広めのポイントであった。

狙いの魚は、岩魚、山女、ウグイ辺りである。

緊張面持ちで最初の一投目、引っかかりはしないが、水辺に落ちる毛ばりの場所が浅いところで、どう考えても魚は居ないだろうというところ。再度挑戦、次は引っ掛ける。再度挑戦、次は風に流される。再度、再度、再度そんなことをしているうちに、師匠は難なく釣れてきている。小一時間はたったろうか、やっとまともな投てきが出来た。

しかしそこは甘くない、少し泳がせて待っていたが、何の気配も無い。次こそは、次こそはと思っても、また振り出し。

うまいこと投てきが出来ない。結局、私は何も釣れなかった。

こんなに難しい釣りは始めてだ!こんなに大変な釣りがあるのだろうか!そんなことを思い。スキー場でのフライフィッシングの体験は終わった。

その後は、想像付くだろう、家に帰ってその竿は、荷物置き場に放置状態となったのであった・・・。

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