金沢で写真展(展覧会)を開かせて貰ってもらった額縁屋。
金沢で写真展(展覧会)を額縁屋という所で、開かせていただいた。山の写真を沢山持っている私は、それらをプリントアウトして額に入れ自宅に飾ったり、お祝いのプレゼントにしたりと、頻繁に額縁屋さんに写真の額を買いに行っていたら、店員の方と仲良くなっていき、「これだけ写真があるのであれば、この店で写真展を開いてみてはいかがですか?」と言われたので、「自分が写真展??」と思ったが、是非是非と言われるので、おこなってみることになったのだ。
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額縁屋では、お店の中に色々な展覧会が出来るスペースを持ていて、場所代は特に料金がかかることが無いのだ。唯一、写真のプリントと額は準備してもらって行うということなので、それではと思い、思い切って行うことにする。それでも20点以上の写真を飾るようにするには、約10万円かかってくるのだが、自分の手元に残るものなのでまあ良いかと思った。期間は2週間で、お店の中にあるので、毎日ずっとそこに居なくてもお店の人が見てくれているので、安心である。自分の仕事が休みの日だけ顔を出していればいいのでその点も行うことの決断に繋がった。
そもそも私が、山の写真を撮る様になったのは、おこがましい話ですが、沢山の方に山の素晴らしさを知ってもらいたいという気持ちから始まっている。自然が好きであった私は、初めての海外がワーキングホリデーでカナダに留学したことから始まり、その時のカメラは、「写ルンです」というフィルム内蔵のカメラ2つを持って来ていた。その後、バンクーバーから1000キロほど東に位置する、ロッキー山脈に行った時、衝撃が走ったのだ。世界にはこんなに美しい山々があるのだと…。それから二三日後には、10万をはたいて、一眼レフカメラを購入した。キャノンの「EOS ELAN」。「そのカメラで、自分が山々を撮り、沢山の方に見ていただきたい」と強く思った。そこが私の写真家の始まりである。
そこから、誰にもカメラの技術などを聞くわけでもなく、独学で試行錯誤していき、それこそレンズの良し悪しからフィルムの選び方など、何万枚も撮り続けて、ようやく人に見せることが出来る写真になってきたのは、3年以上はかかっていたと思う。そんな時、写真展の話が入って来て、まさに私が志すところを具現化出来る場所になると思ったのだ。
写真展をすること自体、私がと思っていたが、それは自分が判断することではなく、見る側の人が出来ると判断することであった。写真展を行ってみて、本当に沢山の方から賛辞の言葉を貰ったり、帳面にコメントを残していただいたりと、自分では想像もつかなかった喜びを沢山頂いた。
写真展(展覧会)の準備と模様
お店の人に言われて、写真を販売したらどうかということだったので、5,000円(原価)で販売したところ、二十数点売れた。お店の人曰く、展覧会をしてこれだけ売れることは滅多にないとのこと…。見知らぬお偉いさんが言って下さった言葉が忘れられない。
【あなたの写真には真心があり、人を癒やしてくれる治癒効果がある】
病院関係者らしいのだが、見知らぬ方からこんなことを言われ、お世辞にも嬉しさが溢れた(^^)
私自身の写真は、これといって構図が良いとか技術があるとか、芸術センスが無いと解っている。しかし一つだけ自慢できることは、「自分がこれと思ったイメージする場所、時間、景色をカメラに撮りたい」という情熱はめっちゃある。そこだけは私の写真の原動力であるのだ。その為に、努力する全てのことを突き進んでいける自信がある。そうやって写真を取り続けて来たのだ。
こんな文章を書いていると、書いているだけで本当に幸せな気分になっていく。感謝でしかない。本当に有難うと言いたい。私の家族、友達、支えてくれる仲間、そして世界に広がる大自然。現在はなかなか世界に出歩くことは出来ない立場になってしまっているが、心の奥底に潜む、私の信念がそこに確実に存在するのである。これからも過去に撮ったそれらの写真を転記して、ブログを記載していこうと思います。
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