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Mt.アシニボインでの体験①

今回は、カナディアンロッキーのアシニボインという山を写真に収めたいということになり、当時ルームシェアしていた中の一人の女の子とトレッキングをすることになった。

そこは、かなり奥深くに行かないと良い写真が撮れないということで、朝の4時頃からシェアハウスを出て車で一時間近く、トレッキングの入り口までかかった。その後、アシニボイン山の麓までは、歩くと12時間以上かかる。日帰りの予定で出ていたので、そんな工程は不可能なので、今回は、行けるところまでマウンテンバイクで、進むこととなっていた。

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トレッキングルートの入り口に着いた私たちは、もう旅慣れているというか、今回の約束で、個人個人動くこととなっていた。どれぐらいかマウンテンバイクを漕ぎ、3時間ぐらいのところで、急な上り坂があって、マウンテンバイクはここまでだなと思い、近くの木にカギを着けて、乗り捨てる。この時点では完全に一人になっている。

そこから、どれくらいか4時間は歩いただろうか。合計7時間移動にかかったが、すれ違ったトレッキング者は、数名であった。それほど過酷で、それほど有名ではないこの山は、完全にピラミッド型で美しい山である。

通常は、ヘリを飛ばして、麓近くにたどり着き、アシニボインロッジというところに泊まって、またヘリで帰るというのがこの山の行き方らしいが、日帰りでしかも、ヘリも使わずという工程に無理があったことは伝えておこう。

あまりの過酷な工程を片道終わって、ようやく自然の大地の愛おしさ、慈しみ、美しさに囲まれた、Mt.アシニボインを拝めた時は、しばらく涙が止まらなかった。大げさではない、文章に伝えきれないほどの過酷な工程と、その美しさが相まって、自然が私の心を動かした。

ここでも、持ってきたカメラで何枚の写真を撮ったか憶えていないが、約1000枚ぐらい撮ったかな~。幸せなひと時であった。

その後、周辺を探索していると、遠くに、連れの女の子の姿を見ることができた。少し安心した思いがあったが、幾度となく、トレッキングをしている中で、さすがこれだけの工程でも、なんなく来れることは承知していた。

二人は合流することなく、思い思いに散策を行い、帰路へと向かうのである。

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つづく

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