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テントでの雨の日の過ごし方はないものだろうか。地リスとたわむれる。

8月27日外は曇っていた。もちろんデナリ山(マッキンリー山)を見ることは出来ない。昨日の晴れがどれほど貴重な体験であったかをつくづく感じる天候となっている。ほとんどの日がこんな感じの天候なのであろう。テントの外は見渡す限りツンドラの大地が広がっている。山々は雲に覆われ空はグレー。気持ちもグレーになってしまう。そんな時のテントの中の過ごし方はどうすればいいのだろう。

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少しばかり良い方法が無いか調べてみたが、どれも僕と同じように、本を読んだり、音楽を聴いたりと退屈に変わりはないなと思った。
幸いにも、朝方は小雨が降ってきてどうすることも出来ず、持ってきた星野道夫さんの本「ノーザンライツ」を読む。この本を読むのは3度目だろうか。星野道夫さんの本の中でも一番好きなものである。読むとアラスカに来たくなること間違いなしではないだろうか(^▽^)/

得意のドリップコーヒーを飲みながらゆっくりとした時間を過ごすことは、日本に居てはなかなかできそうで出来ないことだ。物がありふれている現代社会の中で、何もせず、テントでコーヒーを飲みながら本を読む。なかなか出来ないのだ。そんなことを思いながら、雨を良いことと考えられるのも、昨日の晴れのデナリ山(マッキンリー山)があったからこそではないだろうか。

お昼にインスタントラーメンを食べていると、小雨の音が無くなり、外は雨がやんでいた。曇りに変わりはないが、時折晴れ間も差すようになっている。外の空気を吸うことが出来る。外へ出ると地リス達が走り回っていた。赤いツンドラ絨毯の上を走り回っていたので、カメラで撮ってやろうと思い、外へ出て三脚を立って、じっくりと地リスとにらめっこをしていた。警戒心があるので、それがある程度無くなるまで見つめ合い、写真の構図内に入るのをじっくり待つ。なかなか可愛い写真が撮れた!

デナリ国立公園 地リス

地リス1

地リス2

地リス3

どうだろう、警戒心が強いとはいえ、3Mくらいまで近づいて来てくれた。なんか一緒に遊んでいるような感覚になり、楽しい撮影会となった。もしかしたら、人を見たことが初めてなのかもしれない。人が怖い者という認識が無かったのだろうか。本当に可愛く、楽しいひと時を送ることができた。

その後は、また雨が降り始め、テントの中でじっとするしかなかった。夕ご飯は、カレーライスを食べ、早めに寝ることにした。体もあまり動かしていないので、なかなか寝付けないでいるのだが、明日の晴れを信じて夢見て、ゆっくり休もう。

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