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雪景色のデナリ国立公園、果たしてワンダーレイクキャンプ場までバスは走るのか?

8月25日、今日は昨日同様、雪、雪、雪景色。朝起きて外は、マイナス4℃。寒さとグリズリーの恐怖で、ほとんど眠ることが出来なかった。外に出ると、風もあり、体感温度はマイナス10℃ぐらいはあるかと思うくらいであった。こんな状態で果たしてワンダーレイクキャンプ場までバスは走るのか心配…

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このまま今年の運行は無くなる可能性もあるからだ。気温が低いので、雪がこのまま解けなければ、このままデナリ国立公園のワンダーレイク行きのバスは運行されない。長い長い冬の始まりだ。雪に閉ざされたその土地は、手付かずの状態になっていくのだ。それだけは避けたい。そう願いながら、かじかむ手を擦りながら、テントを片付け、バスが来るのを待ち、僕はバスに拾ってもらう。バスに入り運行の確認をすると、心配していた出来事が現実となっていた。

「Eielsonビジターセンター」までしかバスの運行は出来ないというのだ。雪の影響で丘を越えることが出来ないのだ。僕の本日のバックカントリーをする場所までは行けず、引き返すしかないというのである。なにーーーー!!!
でも、こんなことで諦めるわけには行かないと思い。とりあえず、行けるとこまでバスで行こう!!そして天気の回復を待つしか無いと考えたのだ。

行けることまで行った僕は、その辺を散策しようと思って、バスを降りたら、なんとこの先も、行けることになったというのだ。「よーーーーし!良し!!」と僕は心の中で叫んでいた。デナリ山(マッキンリー山)を見ることが出来ないのは仕方の無いことなのだが、デナリ山(マッキンリー山)を見る場所まで行けないというのは、余りにも悲しすぎることだったので、それが解消されたことに、嬉しさを隠せなかった。

僕は、本日のバックカントリーの位置までバスに乗り、そこでドロップオフしてもらう。雪の中を一人、デナリ山(マッキンリー山)が良く見えるであろう小高い丘まで歩いて上り、雪をかき分けテントを張る。今日から3日間この場所で、デナリ山(マッキンリー山)の雄姿を待ち続ける。

寒い事は忘れていた。嬉しさのほうが強かったのだろう。デナリ山(マッキンリー山)を写真で収める為のスタートラインに立つことが出来たのだから・・・。

時間の有り余る私は、嬉しかったので、米を炊きレトルトカレーを食べた。米を炊くにも、水が無いので雪を融かし水を作り米をとぎ、水を作ってお湯を沸かし、レトルトカレーを温めと、こんな時に強く思うことは、水の大切さです。当たり前の日々の生活で、電気があり、水がありと当たり前が、当たり前で無いということを実感する。

明日から勝負だ。山々の神よ僕に幸運をもたらして下さい。

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