ヒマラヤトレッキングで欠かせない高山病対策 ダイアモックス
ヒマラヤトレッキングで注意しなければならないのは、高山病!!高山病は高度順応にて症状を軽減する方法があるが、その時の体調などによって、高山病の症状は変わってくる。高山に行ってみて症状の良し悪しが解ることが多い。それだけに、保険として欠かせない物が高山病の症状を和らげるお薬であろう。
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僕がヒマラヤのサガルマータ国立公園 エベレスト街道に行った時につくづく思ったのが、高山病の苦しみから開放される薬を持って行けば良かったな~と思ったことであった。
色々なガイドブックを見ると、高山病にかかる危険性があるのは標高3000Mを越えてからとなっているが、高山病は人それぞれなので、1500M以上からでも症状が現れることがある。ただ、その症状が高山病の予兆ということに気づいて無いのかもしれない。高山病の症状としては、山酔いが一番よく見られる症状で、1200~1800mの高度でも発症し、2700m以上の高さに急に登ったときによくおきます。症状は二日酔に似ていて、頭痛や倦怠感があり食欲がなく、吐き気があり時には嘔吐します。この山酔いの症状が現れるのは遅く、普通高地に到着後6時間~12時間後に始まるようだ。
次に、高地脳浮腫は山酔いが激しくなったものです。山酔いの症状に加えて倦怠感が強くなり、考えがまとまらなくなり、運動失調が見られます。すぐに高度の低い地点に下山をオススメします。
高地肺水腫は単独でおきたり、高地脳浮腫と一緒におきてきます。最初の症状は運動をした時の息切れが激しくなってくることです。そして、次第に安静時にも息切れがひどくなってきます。少し時間を置いても症状が無くならないのであれば、高度の低い地点におろすことが絶対に必要です。
ゆっくりした計画を立てて、トレッキングをするのが一番予防になるのだが、高山病になるものはなるし、症状が出れば、下山する他、症状改善は見られない。自分の体と相談しながら、無理をせず、トレッキングの日程を組むことが望ましい。
それでも、せっかく海外に来て、何も出来ずに引き返すという決断はなかなか出来ない。ましてや、団体ツアーに参加していれば、無理をしてしまう傾向にあるのだ。
だったらお薬は無いのか。もちろんあります。
ダイアモックス
ヒマラヤトレッキングでは、僕自身知らなかったので持って行かなかったのだが、ロッジで酷くしていると、フランスの方だったか、ダイアモックスを2錠くれた。これを半分に割って一日一回口にすれば良いとその時は言われた。口にすると確かに頭痛や吐き気は収まった。すごい!!
日本ではこのお薬を処方してもらうには、意外と面倒なようだ。
ダイアモックスを処方出来る病院を紹介。
↓↓↓
http://www.jstm.gr.jp/japan_map.html
ちなみに海外では、薬局ですぐに手に入ると言っていた。
どこの国かは解りませんが・・・。
サガルマータ国立公園 エベレスト街道の3000Mを越える、ナムチェバザール付近から、細心の注意を払っていったほうが良い。高度順応の為、泊数を増やしたり、飲み物をしっかり摂ったりと、出来る限りのことをしながら、前に進んで行こう。僕はカラパタールまで往復で、30日間の日程を組んだが、それでも最終のカラパタール(5550M)では、十歩進んで、5分休んでという感じでしか、登ることが出来ない状態となっていた。頂上にたどり着き、写真を撮って、すぐに下山した。本当に危険を感じた瞬間であった。一人旅であったため、判断が自分でしか無いので、難しい選択であったが、何とかカラパタール頂上に到着することが出来たのだ。
カラパタールは近いぞプモリさん
出発点のルクラに戻った時は、全くもって症状は無くなっていた。下山すればするほど、症状は改善していったのである。高山病は舐めてかかると恐ろしい病気です。富士山でもかかる方は多数います。あまり無理をしないで、山登りを楽しみましょう。
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[…] 隣のヨーロッパ人に【ダイアモックス】というお薬を貰う。あまり人に貰って飲んだこと無い薬を飲むのは気が引けるが、高山病の初期症状には有効的だと言うので、この辛い状況が少しでも軽減されるのであればと思い頂いた。これは効いた。個人差があるので、ちゃんとお医者さんに処方されて使用すべきではあるが、これは助かった。風邪引いた時の、風邪薬みたいなもので頭痛は、軽減された。これで早く寝よ。寝て明日からは、降りるぞーー!! […]