ステンレス長期保存で錆をつけない方法を模索する
仕事柄、ステンレス製の厨房機器を冬の間使わずに長期保存することがある。
これで、3回目の冬越えを経験するのだが、過去2回は失敗の連続であった。
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錆を付けないということは、簡単に言えば、空気中にある水分と接触させないといのが原則で、物理的に何んらかの加工をしないと、100%シャットアウトすることは出来ない。
それを踏まえることなく、初回は、ステンレスの台にラップを引いた。そして外気と遮断した。が・・・水をしっかりふき取ってなかったせいなのか、たくさんの錆を作ることになってしまった。
その年の、錆取りは、もう悲惨な状況となった。錆を取るのに、グラインダーを使用して何十時間とかかってしまった。しかもその錆を取る前にラップを取るのがまた苦労した。
次の年は、厨房機器屋さんなどに保存方法を聞くと挙って、油を塗ると空気に触れることは無くなるので錆びないだろうと言われた。
では早速、サラダ油をステンレスの台に塗って長期保存を試みた。
すると、確かに前回みたいに錆ついてはいなかった。
良し!!と思ったが、厨房機器を使用するときに、油を落とさなければならない。
これが思ったよりかなり大変であった。錆を取り除くより大変なのではと思うくらいであった。何十個とある厨房機器をきれいに洗い流すには、思ったより辛かった。しかも油を塗りすぎていたのか、そこらじゅうがベトベトで、台の部分だけではなく、側面や床も綺麗にしなければならなくなり、油を塗るのも、もう嫌になった。
そして今年である、今年は、過去二年の反省を踏まえ、原点に返り、まず、水を綺麗にふき取る。天日干しが出来ればよかったが、あいにくの天気であったので、手持ちワイパーで綺麗に水を切り、雑巾やキッチンペーパーでふき取った。
そして、ラップもせず、油も塗らず、風通しを良くして、長期保存することとした。
ステンレスは一応、錆に強いとされている。
それを信じて、今年は、何もしないという決断を試みる。
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10か月後、どうなっているかはわからないが、少々の錆を取り除くことは、覚悟して・・・ステンレスよ、冬眠をしてくれって感じです。