ヨーロッパアルプス 希少動物 シュタインボックの撮影に挑むが…
スイス・フランスのヨーロッパアルプスを旅するにあたり、アルプスの山々を撮影するという気持ちで日本を出発したのだが、もう一つどうしても撮影したかったのが、希少動物とされるシュタインボック[Steinbock](ドイツ語),アルプスアイベックス[Alpenibex]をこの目で見たかった。結論から言うと、見ることは出来なかった…。
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見られて、撮影に成功した方のシュタインボック[Steinbock]
シュタインボックは、ヤギの仲間でヨーロッパアルプスの高度山岳地帯(2,000m~4,500m)に生息する。野生のものは絶滅の危機にある動物で、ヨーロッパアルプスでもなかなかお目にかかることは無い。
この特長ある角がかっこ良くて、まさに宮崎駿監督作品の【もののけ姫】に出てくる、アシタカが旅に出る時に乗っている動物なんじゃないかなと思わせる。
撮影する為にシャモニーから少し離れたレ・ズーシュまでタクシーで行き、そこからロープウェイに乗ってベルヴュー駅まで行った。
シャモニーからレ・ズーシュまでの地図
ベルヴュー駅
ベルヴュー駅まで行く鉄道は、モンブラン登頂を果たす為の別ルート登山道への通過駅。華やかなシャモニーの町並みとは雰囲気も全然違い、静かな感じで、本格的な登山者しか立ち寄ることは無いような感じだ。
そこに居た登山者と話をしたことも思い出の一つだが、目的は一つ、シュタインボックを撮影したいということだけだったが、あいにくの天気で霧がかかり、視界がほとんどないような状態だった。
早々に諦めた僕は、消化不良ということもあって、一旦キャンプ場に戻って、ラックブラン小屋に泊まることにする。明日の天気が良さそうな状況だったので、夕焼けの湖に映るシャモニ針峰群を撮るためにラックブラン小屋まで、ロープウェイを使わずに、徒歩で登った。
しかしここでも、期待はずれの天候で撮影することはおろか、山々を眺めることすら出来なかった。
今日は悔しい思いを一杯したが、こんな日もあるだろうと気持ちを切り替え、明日以降に期待することにする。
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