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スキー場での季節労働の体験談①

若かりし頃、私はスキー場でアルバイトを経験している。その時の談話を綴っていこう。

高校在学中、進路について考えていたが、やりたいこともなく、進学校ではなかった私は、仕事をするにしても、何かをしたいという夢も無くただ日々を過ごしていた。

そんな頃に芽生えてきたことが、「海外で暮らしてみたいな」という思いであった。

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高校3年の春ごろからそんなことを思うようになって、一先ず、出来ることは何かと考えたときに、先立って必要なお金を貯めようと思い始めた。

高校時代に行っていたボウリング場でのアルバイトの入る日数を増やしてもらい、月に6万円を貯める様になり、何かのために何かをするということがこんなにも充実しているのかと思ったことを憶えている。

高校卒業までに、70万程貯めることが出来て、100万を目標にしていた私は、親に専門学校に通わせてもらい、アルバイトを続けた。しかし、専門学校は3ヶ月ほどで辞めてしまうこととなる。このときは本当に親に申し訳ない一心であった。

とりあえず進学というのは、正直、遊ばせてもらう時間を増やしてくれることでしかないことが痛烈に解った。

私は、100万以上貯まりそうになっている時期に、ボウリング場で社員にならないかと言われたので、期間限定という条件で、社員になり、よりお金を貯めることとなる。来年の春にはワーキングホリデーで海外に行くことを決めていた私は、その前の冬にスキー場のアルバイトをすることも決めていたのだ。

私は秋口にスキージャーナルという、本屋ではどこでも売っている雑誌を買って、スキー場の募集記事を調べた。

全国のスキー場のアルバイト情報が載っているその雑誌で、長野のスキー場にするか、はたまた新潟がいいか、それとも思い切って北海道に行くか、と悩んだ。

履歴書を北海道のニセコスキー場と長野の八方尾根のスキー場に送った。

私の好きなスキーのジャンルはモーグルスタイルであったので、コブが綺麗に出来るスキー場が良かったのだ。それともう一つ決めなければならないことが、リフト係りをするか、レストランで働くかであった。

履歴書を送って2週間ほどで、折り返しの返信封筒が届き、どちらのスキー場も採用していただけることとなった。

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つづく

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