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ヨーロッパアルプス 三大北壁は美しいが厳しい山岳クライミング

ヨーロッパにある三大北壁と呼ばれる山々は、スイス「アイガー北壁」「マッターホルン北壁」、フランス「グランドジョラス北壁」である。

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北壁とは、山の北側の斜面のことをいい、三大北壁は北側の斜面が岩壁になっていて、ロッククライミングやアイスクライミングの聖地とされている。いずれも1000M以上勾配がある岩壁を登ることから、岩壁でテントを吊るして何泊かしなければならく、相当熟練のクライマーにしか到達できない登頂ルートとなっている。しかも北壁ということなので、日照時間も限られ、ほとんどが影に黒ずむ岩壁となり、気温も上がらない、落石もある、オーバーハングもある、経験が無いと絶対に立ち寄ることの出来ない世界だ。見た目は美しい限りであるが、厳しい山岳クライミングに間違いない!

ユングフラウ(左アイガー北壁)

ユングフラウ

スイスのユングフラウであるが、一番左が「アイガー」である。麓は楽園のような美しさと楽しさが溢れるが、この時でも、どこの誰かがアイガー北壁にアタックしているだろう。別世界で必死にアタックしているだろう。

マッターホルン北壁と街並み

マッターホルンと街並み

誰もが一度は写真や画像で目にしたことがあるのではないかと思うぐらい有名な山、マッターホルン!その山容は美しいの一言。大好きな山の一つである。

グランドジョラス北壁 エギーユ・デュ・ミディ展望台より

アイガー北壁 エギーユデュミディ

グランドジョラス北壁は本当に美しい。風があれば、写真の様に雲を作り、北壁の厳しさを伝えてくる。フランスのシャモニからエギーユ・デュ・ミディ展望台に登り高山病を警戒しながらの撮影となった。

岩壁でのテントは落石事故に合わない場所を見つけて張らなければならない。寒さと、不安定さと、風も気にしながら恐怖の一夜は、ほとんど眠れないであろう。しかし立ち止まること無く進まなければ引き返すことも出来ない。そんな精神状態でアドレナリンを大量に放出して、アタックする様は、興味のない方には、「なぜ」と思うだろうが、登り切った時の達成感は、登った者にしか与えられない、忘れられない感覚があるに違いない。それを追い求める冒険者達は、日々の生活の中でも登頂のことを考え、準備をして、何年間かの積み重ねで、登頂の一瞬に備える。

人は夢があると、日々の生活がそれに向かって進むため、強くなれる。そして生きているという実感を得て、次の冒険へと進んで行く。迷った時は、自分を客観的に見たり、山々のことを考えたりして、心をリセットしていくだろう。自然とはそんな力を持っていると僕は信じている。僕はたまたま、山の写真を撮ることが幸福と感じることが出来たが、海外登山を幸福と感じた時の、労力は計り知れない。僕には解らないが、想像は出来る。夢を追い求めるエネルギーは人に与えられた素晴らしい感覚だ!!!

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