昨日から泊まっているナムチェの宿泊先は、実はラクパテンジンさんの自宅だった
おはようございます。今日はナムチェバザールにもう一泊することにしているので、のんびり出来る日となっている。日本の本がいくつかあるこのゲストハウスは【ラクパテンジン】さんの自宅であった。
ラクパテンジンさんは、シェルパの頭(サーダー)として有名な方だった
昨日からなぜこんなに日本の本がいくつもあるのかと思っていたが、ラクパテンジンさんを調べてみると、日本の有名な猛者達がお世話になっているサーダーであった。そんなこともつゆ知らず、知らぬ内に宿泊先に選んでいたのには驚いたが、そんな有名な方は、謙虚な姿勢で、僕なんかに挨拶してくれた。握手をした時の、手のゴツゴツ感は忘れられない。小さい手でありながら、分厚く、体からみなぎるパワーを感じた。
僕はそのゲストハウスで、日大のエベレスト北東稜からの記録書を読み始めた。そして17日ぶりのシャワーを浴びる。なんと汚い体だろう。風邪を引かないように心がけ気持よくシャワーを浴びる。洗濯も兼ねて、浴室に居た。「きもちい~」こんな時に使いたいものだ。
すっきりした僕は、少しナムチェバザールを散策する。坂道が多く、アップダウンが激しいナムチェバザールだ。美味しそうなパン屋を見つけたのでちょっと寄って食べて、登山道具の売っている店に入り、物色する。なんか久しぶりに人が沢山いて、賑やかな村が嬉しく、安心する。
昼食を済ませてから、ゲストハウスに戻り、また本を読み始める。少し昼寝をしてまた本を読み。ゆっくりした時間を過ごすことが出来た。夕食前に今一度日本に電話をかけたが、また留守であった。ちょっと寂しくなった…。
夕食時、ラクパテンジンさんと一緒になって色々な話をすることが出来た。日本の方との縁が深いことが解った。穏やかな表情は本当に印象的に残る。歴史を感じさせてくれた日であった。
ラクパテンジンその名は、一生忘れられないシェルパのサーダーである。
さあ、明日からゴーキョの方面に向かおう。体調が戻ったらこんなもんで、またチャレンジしてしまう…。
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