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スキー場での季節労働の体験談②

どちらのスキー場で働くか、迷いに迷ったが、ニセコをお断りして、長野の八方尾根に行く事に決めた。

決め手は、スキーを沢山の時間出来るかどうかであった。ニセコの担当者には、こっぴどく叱られた。当たり前である。反省。

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予断だが、人を採用する立場になって、人を使う立場となった今、無断で休んだり、連絡が取れなくなることが、本当に多い。人として道徳として、「連絡ぐらいは入れようよ」と強く思う。仕事が合わないや、人が気に食わないといった理由はあるにせよ、連絡は入れようよと本当に思う。

そんな時代なのか、人との会話がへたくそな若者達が増えて来ていると思う。

たぶん、スマホの普及と、ラインのやり取りにより、会話をすることが、極度に減ってきているかなと思っている。

便利になる代償は大きいものがあると思う今日この頃である。

さて、話を戻して長野のスキー場にお世話になることに決まったのだが、仕事内容は、レストランの厨房内の料理補助となった。

マリレンというレストランで、昼は日帰りのスキーヤーの昼食を主に提供するレストランで、夜は泊まりのお客様に本格的なフレンチ料理を出しているレストランである。

基本的に夜は、料理長と慣れたホールスタッフで賄うので、昼の勤務が主となった。

不慣れな事だらけであったが、一生懸命、皿洗いから、盛り付けまで行っていた。

しかし問題発生。

ちょうど年末年始の書入れ時に、風邪を引いてしまった。しかも高熱の状態が、一週間も続いた。インフルエンザの疑いもあったが、陰性で大丈夫。何か不慣れで精神的に参ったのも作用して、回復には時間がかかったのだと思う。

レストランとしては、一番居てほしい時に、寝込んでいたので、「もう次の日、仕事に出れないのなら、帰ってもらいます」とまで言われた。

私はぎりぎりのところで、職にあぶれることを逃れた。本当にすみません。

それからは、衣食住を共に過ごす仲間とも楽しくいれて、順調な季節労働の日々を送っていた。

毎年この時期に来られる、大先輩は、スキーの腕は、今迄見てきた誰よりも上手く、尊敬しかなかった。しかも気取ることなく、私みたいな若輩者にも「一緒にスキー行こう」と声をかけてくれ、教えてもくれた。どんな複雑なコブでも、上半身は微動だにせず、足だけがゴムのように、雪面をとらえ、直線的にすべり降りてくる。
悪漢は、ナイタースキーで斜面が極度なアイスバーンになっているにも関わらず、いつもと同じように滑り降りてくる。

見てて「何故??」と思うぐらい、天才的スキーヤーであったと思っている。

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つづく

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