ワーキングホリデーの歩き方②
なんとか、こんとか、飛行機内でも、周りの人の事を観察しながら、「フィッシュ」OR「チキン」 「チキン!!」と言いながら、食事を頼んだり、飛行機内でも、私の冒険は続く。
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そうしながら、とうとうパンクーバー国際空港に降り立つ。
段取りとしては、降り立ったら、まず荷物を受け取り、出口で、私の名前のプラカードを持った初めて合う、ホームスティ先の方が待っているはず。
ドキドキしながら、その人を探す。もちろん現地カナダの方だ。本当に居るのか?どんな人なのか?そんな思いを馳せながらその人を探す。
その時、ようやく発見した。私はおぼつかない英語で、「ナイストーミーチュー」と言って自分の名前を伝える。50歳ぐらいの男性であったが、大柄で気さくそうな方であった。無口な方であったか、私は日本から持ってきたお見上げを渡し、車に乗り込んだ。
車の中では、約30分程運転していただろうか。見る景色が、町がすごく美しかったことを今でも鮮明に憶えている。ただ私の口から出た英語は「ビューティフルタウン」その一言だけであったと思う。あまりにもボキャブラリーが無く。気持ちを伝えることが出来ない。と思った。
30分程車で行ったところに、ホームスティ先の家があった。その家はには奥さんが待って居て、二人暮らしをしている家であった。部屋はたくさんあり、すでに子供は家を出て、独立しているような感じであった。そんなことを思うが、言葉にすることが出来ない。自分の気持ちを伝えることが出来ないので、無口になる。暗い性格と思われるのも嫌だが、自業自得の状態である。
今であれば解るが、ホームスティ先を決めるときは、小さな子どもが住んでいる家庭がいいかもしれない。もちろんそれでも良し悪しがあるだろうが、小さな子どもは、気兼ねなく話しかけて来たり、話しかけることができるからである。英語の先生になってくれるのである。
そんなこともつゆ知らず、私のお世話になったホームスティ先は、私を入れて、3人であった。ベースメントに部屋があり、そこを使っていいよと言われた。
ここが私の一ヶ月半の住み家かと思い、さあやるぞと思いながら、持ってきた荷物を整理する。
明日は早速、学校に行って手続きを済ませに行こう。
そう思いながら、静かな夕食を頂いて、床についた。
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つづく